このページではWindows11上で画面キャプチャをし、それを圧縮することで容量を小さくする方法を紹介しています。
動画ファイルを圧縮することで、Slackやネットワークドライブでの共有が可能となりますので、押さえておいてこのページではWindows11上で画面キャプチャをし、それを圧縮することで容量を小さくする方法を紹介しています。
動画ファイルを圧縮することで、Slackやネットワークドライブでの共有が可能となりますし、研究室での活動以外でも何かと便利だと思いますので、押さえておくと良いと思います。
画面のキャプチャ方法
Windows11では画面キャプチャソフトがプリインストールされていますので、追加でソフトをインストールする必要はありません。
「ctrlキー」+「G」でキャプチャソフトを起動します。

キャプチャしたいウィンドウを選択した状態で、上記画像の赤枠で囲ったボタンを押すと録画が始まります。
録画した動画はデフォルトではおそらく「C:\Users\(UserID)\Videos」に格納されるはずです。
- 再生される音は同時に録音される
- 声を録音するには、赤枠の右隣のマイクマークを押す
- 赤枠左隣のボタンで直前の30秒を録画可能
- 動画の保存先は変更可能
動画の圧縮方法
今回は以下に示すFFmpegを使って、圧縮を行う方法を紹介します。
FFmpegとは
FFmpeg は、動画や音声ファイルの変換、編集、エンコード、デコードができる多機能なコマンドラインツールです。
世界中の開発者やメディア企業に広く採用され、ほぼすべての形式のマルチメディアファイルを処理できる柔軟性を持っています。
無料でオープンソースのため、個人利用から企業の大規模プロジェクトまで、さまざまな用途で活用されています。
FFmpegのインストール
「Windowsキー」+ 「R」を押し、「powershell」と入力します。
次に「winget install –id=Gyan.FFmpeg -e」と入力します。

契約条件に同意するか聞かれるので、「Y」を入力し、Enter
githubよりffmpegのパッケージがダウンロードされるので、完了までしばらく待ちます。

インストール完了です。もしエラーが出る場合は管理者権限でターミナルかpowershellを起動して同様の手順を踏んでみて下さい。
FFmpegで動画を圧縮する
同様にpowershellを起動します。
今回はdownloadフォルダにffmpeg_testというフォルダを作成し、その中にある動画sample.mp4を圧縮することにします。
まずはcdコマンドで動画が格納されているffmpeg_testフォルダに移動します。
powershellに「cd downloads/ffmpeg_test」と入力します。

次に「ffmpeg -i sample.mp4 -ac 1 -ar 8000 -vf fps=10 -filter:a afftdn,loudnorm output.mp4」を実行して動画を圧縮します。
sample.mp4は圧縮する動画名、output.mp4は圧縮後の動画ファイル名です。
今回圧縮に用いた動画の元サイズは2.9MB、圧縮後は1.1MBとなりました。

見てわかる通り、ほとんど画質の低下は見られません。
オプションの解説です。
-ac 1
: オーディオチャンネル数を1に設定(モノラル音声に変換)。-ar 8000
: オーディオサンプルレートを8000Hzに設定(音声品質を下げます)。-vf fps=10
: ビデオフレームレートを10fpsに設定するビデオフィルターを適用します。-filter:a afftdn,loudnorm
: 2つのオーディオフィルターを適用します:afftdn
: FFT(高速フーリエ変換)ベースのノイズ除去を行います。loudnorm
: オーディオの音量を正規化します(EBU R128標準に基づく)。
状況に応じて適宜変更ください。
以上Windows標準ソフトを用いた画面キャプチャ方法およびFFmpegによる動画の圧縮方法解説でした。